2006年10月10日
ミュンヘンでは秋風が吹き始め、朝晩には外出する際に冬物のコートが必要になってきました。
今年8月に、ドイツのノーベル賞作家ギュンター・グラスが、17歳の時にナチスの武装親衛隊に所属していたことを告白し、全世界に衝撃を与えました。「戦後ドイツの良心」と呼ばれた行動派の作家は、なぜこの事実を60年間にわたり隠していたのでしょうか。私はこの問題について、10月10日発売の中央公論11月号に、「ギュンター・グラスが落ちた歴史リスクの罠」という題でレポートを書きました。
お忙しいところ恐縮ですが、ご笑読頂ければ幸甚の至りです。お元気でお過ごし下さい。
熊谷 徹